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企画展
【時を描く -絵画表現での時間性-
会期:98()-929()
OPEN 12:00 
 CLOSED 19:00
日曜・最終日 18:00 まで
休廊 月・火

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アーティストトーク
9
8() 15:00 - 17:00
オープニングパーティ
9
8() 17:00 - 19:00

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絵画について様々な角度から考え、絵画とは何か?という 問いについて8人の作家が制作いたします。
絵画が成立していく様々な問題や過程を知る事で、観る人により親しみやすく芸術に触れてもらう事を目的とした展示です。

2010年より毎年開催しておりこれまでのテーマは
「サイズ」(2010)、「支持体」(2011)、…「作家のフィールド」(2016)、「KO・DA・WA・RI」(2017) 等 


2018年のテーマは
「時を描く -絵画表現での時間性-」
 


トキ マサキ 鈴木敦子  中西寿美江 中村索  西山晴恵  根本篤志 長谷川誠 堀部由佳子 


各作家による本展覧会/テーマに対するコメント


トキ マサキ
「時」をかさねる毎に「空(からっぽ)」になっていきます。

元々人生の大半は真空掃除機なみに空っぽでした。


1964年 名古屋市生まれ
1988年 多摩美術大学 油画科 宮崎進/今井信吾クラス 卒業工房親、その他にて作品を発表



鈴木敦子
 見た風景の記憶の断片から、着想を得て制作を始めます。  点を打つ、線を引く、キャンバスとなる布に糸で線を描くように縫う。制作の一つ一つの行為の過程で形となって現れてきた集積を長い時間 をかけてできる「地層」のように見立て、「時間」を表現したいと考えました。 

1981年 東京都生まれ
2004年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2013年 第28回ホルベイン・スカラシップ奨学生 個展

2006年 個展 藍画廊/東京(’07、’08「画廊からの発言―新世代への視点2008」、’10、’12、’14)
2010年「描く・ぬう」A-things/東京
2012年「お料理とアートの饗宴」仏蘭西厨房かえりやま/東京(’16)
2013年「つなげる」OFFICE IIDA/東京
2015年 個展 iGallery DC/山梨
2016年 「中庭」Gallery Pepin/埼玉

主なグループ展
2010年 「時の遊園地」名古屋ボストン美術館/愛知 「絵画のサイズ・絵画のイメージ」
        工房親/東京(’11「支持体」、’12「描くモノ」、’13「色彩」、’15「自然」)
2011年 「Art in an Office―印象派・近代日本画から現代絵画まで」豊田市美術館/愛知
2013年 「VOCA展2013 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」上野の森美術館/東京
2017年 「春韻」工房親/東京(’18)



中西寿美江 
時は誰にでも一定の感覚で刻まれていく筈なのに、振り返るとその大きさはマチマチで、ある時は点の様に、ある時は線、ある時は面、さまざまな形で浮かび上がってきます。 そんな時のカタチを描けたらと思っています。 

1997 東京芸術大学大学院漆芸科専攻修士課程修了

2017  CONTRAST  Japan’s Potential 工房親  Tokyo
2016 それぞれのカタチ 工房親 Tokyo
2015  December Tune それぞれのカタチ 工房親 Tokyo
2014  春韻展 工房親 Tokyo   30voices,30vuariations 工房親 Tokyo
2012  CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 工房親 Tokyo
2010  Featuring Blue Bird EXIT11 Contemporary art  Belgium
2009  Blue Bird ギャラリー山口 個展 Tokyo
2007  pale blue dot 工房親 個展 Tokyo   Joyeux Noel 
     工房親 Tokyo 第3回アート・ジャム 'ギフト' 展  ギャラリー山口 Tokyo
2005  ギャラリー山口 個展 Tokyo
2003  ギャラリー山口 個展 Tokyo
2001  SPICA art 個展 Tokyo 賞歴

2008 鹿島彫刻コンクール 模型賞受賞
1993  藤野賞受賞



中村索
時間と空間というものは、我々の人生を入れる容器のようなものでもあり、また、人生以外にもおよそ考えつくありとあらゆるものが含まれる途方もない入れ物であると言うことができる、と思います 我々は、その外に出ることができない その外側に何があるのか、チラリと覗くことさえ叶わない 空間というものは、当たり前のようにその中で暮らしていながら、よく考えてみると大変に不可解で捉えどころのない、正体の分からないものです 時間の不可解さについては、そもそも、よく考えてみるまでもないでしょう 時を描く 絵筆を手にして、これ以上の冒険があるでしょうか 

1970年生まれ 神奈川県出身 
         東京芸術大学絵画科(油画専攻)卒業 
         工房”親”その他にて作品を発表



西山晴恵
今回のテーマは「時間」である。 「時」を絵画に定着させるには、大きく2通りあると思う。1つは「時」そのものを描くこと。古くは「鳥獣戯画」などの絵巻物だ。時間を追って情景やストーリーを描いてゆく。アニメーションはその進化した形ととらえていいと思う。 もう一つは、画面に「時」を積み上げること。絵を描く、ということは、それ自体が時間の集積だ。「時間の粒」を、手数の痕跡として画面上に積み上げ、定着させてゆく。 絵画に限らず、人の所作のすべてが、実は時間の集積なのだ、ということに改めて気付く。 私の、絵画における「時」の扱いかたは後者だ。 日頃、植物や風景を描く自分にとって、「時間」をどう扱うのか。ここでは素直に、彼らが感じているであろう時間を描いてみることにする。 彼らは、人間が認識しているような「時間」の概念はおそらくない。だが、体内時計のようなものはあるのだろう。永遠に続くかのような栄枯盛衰をくりかえすもの、数十年に一度しか花をつけないもの。 もしかしたら、彼らは人よりはるかに深く長いスパンで、「時」というものを捉えているのかもしれない。 


1991年 多摩美術大学 絵画科 油画専攻卒業
1993年 多摩美術大学 大学院 美術研究科修了

ルナミ画廊、トキ・アートスペース、Shonandai Gallery、等で個展。
ルナミ画廊、トキ・アートスペース、川崎IBM市民文化ギャラリー、ギャラリー工房親 等でグループ展 アート大阪(2008年)、Affordable Art Fair Brussels(2018)に出品
2002年、スターバックスコーヒー400号記念店舗 店内アートワーク制作(エリア再開発のため、現存せず。)



根本篤志
今私がこれを書いている時は梅雨真っ只中で肌寒くもありますが、展示が始まる頃は夏真っ盛りでとても暑いのでしょう。 そんなことを考えると、私たちは度々心の中で時を描いていることに気がつきます。 刻一刻とすぎる時間の中で私自身の考え方も刻一刻と変化しています。 これからや今までのことに思いを馳せながら、版画とは何なのか考えながら、作品を作っています。

1987年 東京都生まれ
2011年 法政大学文学部日本文学科卒業
2015年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 版画第一研究室 修了
工房親、その他にて作品を発表



長谷川 誠
私の場合、絵画における時間的な深度というものは、それほど自覚的に意識の中にない。カメラのレンズを風景に向けて、アングルを決めてシャッタースピードや絞り値を確認しながらシャッターを切る一瞬、カメラマンは写そうとする被写体に対して選択された絞り値やシャッタースピードによって被写体がたたえる時間のすべてを取り込もうと考える。私が絵画に向かう態度というものも、どこかシャッターを切るまでの永遠とも思える時間のなかにあり、この永遠にさえ思えるような時のなかに描く自分の身を置くことそのものが絵画行為のように捉えている。ただ、私はこの永遠の時間のなかでやがて時の概念さえも消失していくような感覚を覚えるのです。つまり「永遠の消失」が私が風景に向かい描くときに常にあるヴィジョンそのものなのです。

2014年 個展 晴山倉庫fine Arts(花巻)
        アート@つちざわ コンペ部門(花巻)
2015年 個展「起伏ある風景へ」ギャラリー彩園子Ⅰ、Ⅱ(盛岡)
2016年 「CONTRAST-長谷川誠・小林晴郎」工房”親”(東京)       
        「2016年のIMA」岩手県立美術館(盛岡)
2017年 個展「凍土」Cygアートギャラリー(盛岡)
2018年 8月 個展「辿りつかない峰」晴山倉庫Fine Arts(花巻)




堀部由佳子
 今回は“時間”というテーマをいただきました。 私自身は時間について、『時間洲』というテーマで作品を制作している時期がありました。時間が流れていく中、メモの集積や、落書きや、傷のように、洲のように溜まっていく記憶の堆積ようなものを表したいと思っていましたが、やがて、時間は流れ、今あるあらゆるものが消えていってしまうことの方により関心が向くようになりました。 『moving』    何もかもが常に動き続けていて、今はあったものはあっという間に消えていってしまうと、空虚に感じることも増えたのですが、それでも止まった時は命が失われた時なのだと実感を持って知り、“動いている”ということに、より肯定的な大きな活力を得るようになりました。  平面の閉塞した枠の中に、消えゆくものと生まれくるもののあわい、“動き続けていること”を表すことで、何が見えてくるだろうか?表現を試みました。 

1986年 3月   東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1988年3月   東京芸術大学美術学部版画科修了
1986年10月   小野画廊 銀座
1994年5月   なびす画廊個展 銀座 
1995年6月   ギャラリーアリエス個展 銀座
1997年5月   なびす画廊個展 銀座 
1998年2月   工房“親”個展ー企画展 広尾
1999年8月   銀座九美洞ギャラリー
2002年5月   銀座九美洞ギャラリー個展ー企画展 銀座
2003年9月   ギャラリー52三人展 飯田橋
2004年9月   韓国-Environment Art Expo Korea 2004 韓国
2005年2月   工房“親”個展 企画展 広尾
2005年7月    niche gallery 3人展 企画展 銀座
2010年10月   工房”親”グループ展、10人の視覚提言ー絵画のサイズ・絵画のイメージに参加
2011年~     東北大震災復興支援のためのサポート展サポサポプロジェクトに毎年参加
2013年1月   工房”親”グループ展、春陽展に参加 (以降、2014年、2015年、2017年に参加)  
     1月    largo個展 大阪
2015年10月   工房“親”グループ展、絵画を考えるー自然ーに参加
2017年8月    工房“親”グループ展、LOOP展に参加
2016 © Gallery Kobo CHIKA All rights reserved